フロントガラスのコーティング施工前に誰もが読むべき記事『プロ執筆』

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フロントガラスのコーティング施工前に誰もが読むべき記事『プロ執筆』

フロントガラスのコーティング施工前に誰もが読むべき記事『プロ執筆』

2024/04/22

フロントガラスコーティングの施工を検討しているとき、こんな疑問が浮かんできませんか?

自分で施工するのとキーパーや専門業者に依頼するのはどっちがいいの?

そもそもフロントガラスのコーティングって必要?価格はどれくらい? など、

この記事では、自分で施工するときの手順やポイントも合わせてお伝えしていきます。

 

 

フロントガラスコーティングの嬉しいところベスト5

 

No.1 ワイパー無しで雨天走行する爽快感!

何といってもワイパーを使わずに雨粒が飛んでいく様子は爽快です。特にシリコンタイプは水の転がり抵抗が少なく低速域からビュンビュン飛ぶので気持ちがいいです。

 

No.2 水垢『ウロコ』を防ぐ。

意外に知られていませんが、実は最も重要な機能が水垢の予防機能です。新しい車でボディが輝いてても、ガラスがウロコだらけだと台無しです。

しかも、一度水垢がついてしまうと自分で落とすのはかなり難しく、プロに頼む場合も高額な費用がかかるので水垢の予防効果の高いコーティングを選ぶと良いでしょう。この機能はフッ素タイプが優れています。

 

No.3 汚れ、油膜の防止で視界がクリアになる。

水垢の様なミネラル分が原因の汚れだけでなく、虫などのタンパク質や油膜の予防にもガラスのコーティングは有効です。中でも虫汚れの固着は放っておくとガラスの表面を変質させるので汚れ固着防止機能にも注目しましょう。この機能もフッ素系が優秀です。

 

No.4 夜間の走行が安全に、快適になる。

良質なフッ素系コーティングを施工すると、ガラス表面の乱反射を抑えて光の進行を妨げないので解像度が上がった様に感じられ、情報量の少ない夜間の運転が快適になります。

 

No.5 洗浄性の向上で洗車がラクに!

フロントガラスにコーティングをしておくと、汚れがついても虫がついても落とすのが簡単になります。洗車のストレス軽減、時短にも有効です。

次に、いくつかデメリットもお伝えしたいと思います。

 

 

フロントガラス撥水コートの残念なところ、、、

・費用がかかる(初回及び定期的)

・撥水が弱まると結局ワイパーを使用する必要がある

・雨天の夜間で街灯の多いところを走ると水滴で見にくい

・ワイパーがビビる(ダダダっと振動する)場合がある。

以上のメリット、デメリットを踏まえた上で施工するかどうかを考えましょう。

 

フロントガラスコーティングってどれくらいもつの?

フロントガラスコーティングの耐久性は製品によってかなり差がありますが、シリコン系ならDIYで1ヶ月前後、プロの施工で3ヶ月前後、フッ素系の場合はDIYで3ヶ月〜6ヶ月ほど、専門業者に依頼した場合で12ヶ月前後を目安に考えると良いでしょう。

 

 

フッ素系コーティングとシリコン系、勝者は どっち?

車のガラス用コーティングは大きく分けてフッ素系コーティング剤とシリコン系コーティング剤の2種類あります。メリット、デメリットをみていきましょう。

 

シリコン系コーティングのメリット

何といっても低速域からビュンビュンと雨粒が後方へ飛んでいく撥水性でしょう。更に、市販品も沢山出ているので自分で施工できる点や費用の安さも魅力です。

 

シリコン系コーティングのデメリット

シリコン系は水滴の飛び方が良い反面、耐久性が劣ります。製品によって差はありますが1ヶ月から3ヶ月ほどを目安と考えると良いでしょう。また、ウロコ(雨染み、水垢)の予防効果はほとんど期待できません。

 

フッ素系コーティングのメリット

ウロコ(雨染み、水垢)の予防効果が非常に高く、耐久性もフロントガラスで1年前後、

側面やサイドミラーなら1年半以上効果が続く高耐久も大きなメリットです。

 

フッ素系コーティングのデメリット

フッ素系はシリコン系と比べるとやや撥水が弱い傾向にあることと、自分で施工するのが難しい点や、専門店での施工費用はフロントガラスで1万円前後と高めの設定であること、また、ワイパーが小刻みに振動する『ビビり』が出ることもあります。

 

 

フロントガラスのコーティングを自分でやってみよう!

フロントガラスにコーティングしたい時に、DIY施工するか、カーコーティング専門店などの2択になるかと思います。

自分で施工する場合、下地処理に知識と時間があるならフッ素系にチャレンジしてみると良いでしょう。フッ素系は下地の良し悪しや、施工環境によって性能がかなり変わり、失敗すると撥水が弱くなるなど、本来の耐久性が出せないことがありますがうまくいくとシリコン系にはない耐久性が得られるでしょう。

シリン系も下地によって性能は左右されますが、安価であることから失敗のダメージも少ないので初めての方や、時間をかけずに施工したい方、頻繁に施工しても良い方はこちらの方がリスクが無く、おすすめです。

 

 

自分でコーティングするときの施工手順

 

STEP1  下地研磨

ガラスの表面に付着したカルシウム分や油分などを取り除き、ガラス表面に一切の不純物が無い状態を作ることが成功と失敗の大きな分かれ道になります。研磨剤(セリウムなどを使ってガラスの状態をまっさらな状態にします。

 

STEP2 洗浄、脱脂

はじめに食器洗い洗剤とスポンジを使用して研磨剤をしっかりと洗い流します。この時点でおおよそ下地は完成していますが、よりしっかりと施工したい場合は、脱脂剤(主にイソプロピルアルコール)をティッシュに含ませてクリーニングします。

※クロスやスポンジではなくティッシュを使用する事がポイントです!
この作業を怠ったり、正しい方法でなかったりすると本来の性能が発揮できなくなります。

 

STEP3 コーティング剤の塗り込み、拭き取り

下地ができればあとは簡単です!50センチ四方を1ブロックとして縦横に1回ずつ、均一に塗り込みます。拭き取り時間や拭き取り方法は製品により異なりますが、フッ素系のコーティングなら数十分から1時間程度定着させてから精製水とアルコールを含ませたクロスで拭き取ります。特に、ガラスの温度が低い冬場は定着反応が悪くなるのでヒーターをかけてやんわりと温めてあげると定着が安定します。

 

 

フロントガラスコートを業者に依頼する場合

一方で、コーティング専門店、大手カー用品店やディーラーなどにコーティングを依頼する方法もあります。ここで確認しておきたいのがそのコーティングの特徴と耐用期間、施工費用の3点です。

施工費用の安いお店は研磨、下地処理が含まれていなかったり、 撥水はするけどウロコの予防効果が乏しい材料を使っていることもあるので機能を確認しましょう。

 

 

フロントガラスコーティングの施工費用比較(プリウスサイズの場合)

キーパーコーティング、オートバックス、コーティング専門店の3つでの違いを比較してみました。

施工店

施工費用

油膜除去

ウロコ除去

持続耐久性

キーパー(シリコン)

 1,570円

なし

なし

 長時間 (明確な記述なし)

キーパー(フッ素)

 3,450円

あり

なし

 (記載なし)

オートバックス (シリコン)

2,200円

不明

不明

 (記載なし)

オートバックス (フッ素)

3,200円

不明

不明

 (記載なし)

コーティング専門店 (フッ素)

10,000円前後

有り

 ※店舗による

12ヶ月前後

 

 

フロントガラスコーティングはこんな汚れに有効!

 

水垢(ウロコ、 カルシウム分)

水垢の主な原因は洗車時の水分の拭き残しや塩害地域、雪国の融雪剤『塩カル』、地下水で洗車する方の車は特に酷い水垢が付着しがちです。

 

油膜(シリコン)

油膜の原因は、大気中の埃に含まれる油分等が原因でガラスに付着する汚れという印象があるかもしれませんが、ほとんどの場合原因は別のところにあります。

油膜の原因はルーフ(屋根)にワックスや簡易系コーティング剤を施工した余剰成分が流れ出してフロントガラスに付着することによって起こります。

 

虫の死骸(タンパク質)

夏場や夜間の走行で付着する虫の死がいは本当に厄介です。ガラスに付着して放置すると取り除くことが難しいばかりか、ボディー同様、ガラスの表面を変質させて視界を悪化させることもあるので絶対に長期間放置せず、遅くとも数日以内に取り除くと安心です。

 

鳥のふん(尿酸アンモニウム、スツルバイト)

鳥のふんは虫の死骸同様攻撃力の強い汚れの一つです。見た目的に放置したく無いので長期間放置する方は少ないと思いますが、早めに取り除きましょう。近年、鳥のふんに尿酸は含まれないという研究結果(テキサス大学オースティン校の科学者が発見)が話題となっていますね。

 

花粉

花粉そのものは乾いた状態なら特に攻撃力は強くありませんが、水に濡れると花粉の殻が破れ、アレルゲンを含むタンパク質を放出します。それが乾燥すると塗装表面を侵し、クレーター状の痕を作るのですが、ガラスのとっても多少の影響がありそうです。

 

黄砂

黄砂は花粉の時期と重なっていることが多いことや、PM2.5を含んんでいることから単体でのダメージを検証するのは難しいですが、黄砂を含んだ汚れがフロントガラスに付着している場合はワイパーを動かすとガラスに傷をつけてしまうので気をつけましょう。

特に乾燥した状態でのワイパーの作動は厳禁!!!です。

 

 

専門店のフロントガラスコーティングの特徴

カーコーティング専門店のウィンドウコーティングはほとんどの場合フッ素系ですが、その中でも高純度フッ素のものや海外メーカーのコーティング剤を使用するなど、各社こだわりが強いのが特徴です。

下地処理にも拘りがあったり、研磨機材や使う研磨剤まで厳選して施工してくれるところが多く、施工費用が高い分、効果や機能に期待できます。持続期間についても量販店などと違い明確に示しているお店が多いのも特徴です。

自分で施工するにしても量販店やガソリンスタンドで施工するにしても、あなたの貴重な時間とお金を払って施工することになります。

この記事があなたの疑問に答えられていたら嬉しいです^ ^

 

『著者情報』

GLOSSY代表:森 新太

 

・カーコーティング専門店『GLOSSY』代表
・本質のカーケアケミカルブランド『SPECIALE』運営。
『日本一過酷とも言われる雪国、新潟県でカーコーティングの実験を重ね、

成功法則と独自の理論を確立。全国のカーオーナーに向け価値ある情報を発信中!』

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車のガラスコーティング専門店GLOSSY
新潟県新潟市東区松崎2-29-34 101
電話番号 : 090-1453-2498


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